ベトナム国営病院で電力削減の実証事業 三菱電機など
三菱電機と三菱商事、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の3社は27日、ベトナムで月内に、国営病院の電力使用量を削減する実証事業に取り組むと発表した。
三菱電機と三菱商事、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の3社は27日、ベトナムで月内に、国営病院の電力使用量を削減する実証事業に取り組むと発表した。日本が新興・途上国の省エネに貢献する見返りに、温暖化ガスの排出枠(クレジット)を得る新制度「2国間クレジット」の活用を探る。病院全体の省エネ化を進め、3割程度の電力削減を見込む。
実証事業の期間は2016年2月までの約2年間。ハノイとホーチミンの計2カ所の病院に、三菱電機の高効率エアコンを約1000台設置する。複数のエアコンをネットワークでつなぎ、効率的に制御する病院向けのエネルギー管理システム(EMS)を開発する。院内の空気の質の向上にも取り組む。
日本とベトナムは13年夏に2国間クレジットの導入で合意した。ベトナムは日本企業の進出数が多く、政府が省エネに積極的なことからインドネシアとともに同制度の本命とされている。
日経新聞より2014/1/17より